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Development story 開発ストーリー

アクアサイエンスの技術者や外部の協力者様・研究者様による、研究・開発ストーリーをご紹介します。

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AQUA SCIENCEの技術

今回は、アクアサイエンス独自の蒸気洗浄技術について、共同で研究を進めている北海道大学と静岡大学の流体力学の先生方をお招きし、お話を伺いました。 終止和やかなムードの中アクアサイエンスが発見した新技術に対する期待と今後の展望などを語って頂きました。

偶然から生まれた新技術

高速蒸気の中に水を加えて洗浄を行う蒸気洗浄。水蒸気と水だけで行う洗浄ということで、同業界はもちろんあらゆる分野から注目を集めている最先端技術ですが、実は最初の頃は蒸気だけで洗浄を行っていました。もちろん、蒸気だけでも汚れをとることは可能でしたが、現在と比べると洗浄スピードが非常に遅くかなりの時間を要していました。しかしある時、蒸気洗浄機の故障により偶然水が入ってしまったことによって急激に洗浄スピードがアップ。どうして早くなるのか、そのメカニズムは不明でしたが、技術的に大きな進歩を遂げることとなったのです。
 
 
この発見が今の蒸気洗浄技術のはじまりでした。なぜ水を加えたことで、より効率的な洗浄を行うことが可能になったのか…水蒸気と水を使った洗浄のメカニズムを解き明かすべく、大学の先生方の協力のもと現在も日々実験を繰り返して進歩しています。

「水蒸気×水」最強の組み合わせ

北海道大学 准教授 渡部正夫

私たちが行っている「水蒸気と水」を使ったこの蒸気洗浄技術に対し、現在多くの学会や研究者から関心が寄せられています。というのも、水蒸気と液滴という組み合わせは研究対象として非常に難度が高く、過去にほとんど研究例がないのです。もちろん、液滴の研究をしてきた方はいっぱいいましたが、それを蒸気と組み合わせたらどうなるだろうという視点で考えたことがある人はいませんでした。空気や他の物質と違い、蒸気には「凝縮できる」という特長があります。この「凝縮」の効果が、洗浄において非常に大きな役割を果たしているのではないかと私たちは考えています。そのために、「水蒸気×水」が、非常に効果的な組み合わせに成り得るのでしょう。

薬液使用量の削減と地球環境負荷の軽減に貢献

普通は大量の薬液を用い、様々な工程が必要となる洗浄の作業。時間もお金もかかる上、使った薬液は産業廃棄物として処理しなければなりません。
しかし、蒸気洗浄の場合、ほとんどのプロセスで使うのは「蒸気」と「水」だけ。今までは汚れや余計な物質を「溶かしていく」という発想しかなかったところを「剥がしてとる」という新発想を取り入れたため、取り除いたものを再利用することも可能になりました。また、どこにでもありふれている「水」を使っているため、地球環境にやさしいというところも大きな利点です。

静岡大学 工学部 機械工学科 助教博士(工学) 真田俊之

期待高まる今後の展望

静岡大学 工学部 機械工学科 助教博士(理学) 益子岳史

あらゆる分野におけるモノづくりの過程で、洗浄は必ずといっていいほど必要な工程です。今までの常識を覆す画期的な新技術を開発しているアクアサイエンスですが、蒸気洗浄のメカニズムはまだ完全に解明されてはおりません。だからこそ、今後もメカニズムを徹底的に解明することによって更なる技術の進歩に役立てていくつもりです。今はまだ完全に解明されていない新しい技術であるからこそ、今後の可能性は未知数。これからまだまだ新しい発見があることでしょう。そんな先進技術の第一人者として、私たちは共に協力しあい今後も皆様のお役に立てるよう積極的な技術革新に取り組んでまいりたいと思います。

  • INTERVIEWWER PROFILE
  • 北海道大学  准教授渡部正夫 東京大学卒業後、Johns Hopkins大学で博士号取得。九州大学准教授、Harvard大学客員准教授を経て現職。専門は機械工学(流体力学)
  • 静岡大学 工学部 機械工学科 助教博士(工学) 真田俊之 九州大学大学院工学部機械科学専攻博士後期課程修了後、九州大学大学院工学研究院助手を務める。2007年4月より現職。
  • 静岡大学 工学部 機械工学科 助教博士(理学) 益子岳史 2005年に東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。宇宙航空研究開発機構を経て、07年より現職。専門は非線型物理学・流体物理学。

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